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3.11 あの日を 1 2015年 01月 18日
忘れない・・・。
・・・ イベントの設営で集まると、いまだにこんな会話が始まる。 あの時・・・ 何してた? ・・・ ボクはロクロを挽いていた。 窓からの陽射しは明るく電気が消えていたとは気がつかなかった。 揺れていたことも日常のことだったし。 ロクロが止まる・・・? 頭上の棚から乾燥中の器が降り注ぐ。 ??? ボクはラジオが消えたことも、下界の静寂も気がつかなかった。 あ、窯に積んだ素焼きの・・・ その瞬間に水の入ったバケツが飛び、土間の床を濡らした。 茨城県人は地震慣れしてるので、この辺で止まるはずだと思った。 泥で汚れた手で窯の棚を押さえに行った。 無力にもそれが崩れ落ちる。 何してるんだオレは・・・! 工房から飛び出る。 ・・・ 崩れた製品群を見つめながら 今年のひまつりは・・・どうなるのだろうか? そう考える春の始まりだった。 ・・・ ひまつり実行委員会は、即集会を開催した。 その決意表明のような集会だった。 開催するのか? 主催者側はこう言った。 一軒でもね・・・参加者がいるのならば、開催しようと思うんだ。 それがひまつりの・・・使命なんじゃないのかな・・・。 外に人を集めて・・・ 改めての決意表明だったのか・・・。 ボク達は 少しネガティブだった。 窯も制作もままならず まして 野外でのイベントなんて・・・誰が来るんだよ! そんな空気が渦巻いていたのではなかったか? 一軒でも開催するよ その言葉に、意気を感じることは出来なかった。 だが 開催参加表明であるならば、今から制作を再開しなければならない。 工房に戻ると、やらなければならない地震の始末が山ほど待ち構えていた。 ・・・ 窯を補修し ロクロの前に座るまでに二週間を要した。 その瞬間に、めまいがするのだ。 飛んだ水入りバケツ。 土練機の上に置いた鉄のローラーが吹っ飛んだ瞬間の記憶・・・ 板の上の乾燥した器が振動で崩れて行く光景 窯の崩落 全ての瞬間が、動画で蘇る。 ボクは また仕事が出来るのだろうか? ・・・ ある時に用事で組合へ電話をした。 ついでに聞いてみた。 ひまつりの 参加者状況はどうですか? 当時の年配の女性は優しく応対してくれた。 やはり 少し減っていますね 窯とか壊れたり そうですか やっぱり・・・ ボクらも色々考えちゃいますよね・・・ でもね・・・ ・・・ 事務の彼女はそう言って話し始めた。 でもね・・・? 彼女は意外なことを言った。 長いので続きます。 ・・・ 20年前の神戸淡路大震災に被災されお亡くなりになった皆様に 改めて心からのご冥福をお祈り申し上げます。
by kasama-himatsuri
| 2015-01-18 00:24
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